塩化物泉 【るるぶトラベル】

塩化物泉についてご紹介します。温泉の成分・泉質から選ぶ温泉旅行をご案内。ちょっとこだわりの温泉旅行をしてみませんか?

温泉大辞典 温泉の泉質から温泉の選び方がわかる!

塩化物泉

塩化物泉

塩化物泉は塩分が主成分の温泉です。日本全国に分布する数で言えば、単純温泉に次いで2番目に多い温泉と言われていますが、温泉の湧出量で言えば全温泉の50%近くを占めているという報告もあります。

塩化物泉の多くは、ナトリウムを主成分とする食塩泉(ナトリウム塩化物泉)です。カルシウムやマグネシウムが含まれている塩化土類泉(カルシウム塩化物泉、マグネシウム塩化物泉)は、日本ではあまり多くありません。海の近くにある温泉は、ほとんどが食塩泉だと言っていいでしょう。

海に囲まれた島国だからこそ、日本に塩化物泉が多い理由は容易に想像がつくと思います。火山性の食塩泉など、海洋水との関連が薄い温泉もありますが、それらの全体に占める割合は低いと言われています。

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塩化物泉とは

塩化物泉とは、温泉水1kgの中に1000mg以上の含有成分が検出され、陰イオンが塩化物イオンを主成分としている温泉のことを指します。陽イオンの主成分により、ナトリウム塩化物泉、カルシウム塩化物泉、マグネシウム塩化物泉などに分類されますが、日本の塩化物泉の大部分はナトリウム塩化物泉です。

塩化物泉の大きな特徴としては、舐めると塩からいことです。また、特に海岸近くにある温泉では顕著ですが、磯の香りを感じることもあります。見た目は、純粋な塩化物泉なら無色透明ですが、鉄分を含んでいると緑がかっていたり、赤褐色の温泉になったりすることもあります。

また、塩分濃度の高い塩化物泉は強塩化物泉に分類され、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉の泉質を持つものを含めて細かく分類されています。

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塩化物泉の効能

塩化物泉の効能

塩化物泉はいわば食塩が温泉水の中に含まれているような状態ですので、食塩の特徴が強く反映される温泉です。塩分は皮膚に付着すると汗の蒸発を防ぐため、保温効果が高く湯冷めしにくいことで知られています。よく温まり、湯冷めもしにくいという性質から「熱の湯」とも呼ばれています。

そのため、冷え性に対する効能が高く、優れた保温効果で筋肉の緊張を和らげ、血行を良くする働きも強いと言われています。また、女性ホルモンの一部であるエストロゲンの働きを促進する性質があるとされていて、一部の慢性婦人病、月経障害にも効能があるようです。

塩化物泉の効能

さらには、塩化物泉は塩が持つ殺菌作用により、切り傷、やけど(火傷)、外傷、慢性皮膚病の効能も持っており、「傷の湯」と呼ばれることもあります。飲用した場合は慢性消化器病、便秘症などにも良いと考えられていますが、塩分を摂取することになるので、高血圧症、動脈硬化、腎臓病、心臓病などの方々は飲むのを控えたほうがよいでしょう。

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